東アジア不法行為法学会文書(2010)1号 |
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2010/8/4 12:07:00 |
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東アジア不法行為法学会文書
(2010)1号 -------------------------------------------------------------------------------
「東アジア不法行為法モデル法」 2010-2011年度研究計画
東アジア不法行為法学会の第一回年会の決定により、各専門委員会が「東アジア不法行為法モデル法」についての初年度の研究目標とは、本法域における不法行為法の特定課題の基本内容である。本年度において、各専門委員会は主に下記の13の課題について研究を進め、来年度の比較法の基礎研究として、その研究成果を2011年度の東アジア不法行為法第二回年会に提出することを目指す。
一、研究報告における13の課題 各専門委員会は本法域の不法行為法について下記の13の研究課題を策定する。 (1)不法行為法の保護範囲 (2)不法行為責任の帰責原因のシステム及び調整範囲 (3)行為及び違法性 (4)損害 (5)因果関係 (6)故意及び過失 (7)共同不法行為 (8)不法行為責任の形態(代替責任及び不法行為責任の分担) (9)損害賠償 (10)抗弁事由及び消滅時効 (11)製造物責任(薬害責任を含む) (12)環境汚染責任 (13)ネット上の不法行為責任 二、研究報告の基本内容及び書き方 各専門委員会は上記の課題について、各自の研究を進め、2011年3月秘書処(事務局)に研究報告を提出する。研究報告の基本内容は下記の通りである。 (1)上記の13の課題に基づき、13の特定の研究テーマを設定する。 (2)各特定の研究テーマは下記の5つの問題について研究を進めていく。 1.この問題の基本規則。 2.本法域におけるその規則に関する規定(基本法及び特別法を含む)。 3.本法域におけるその規則に関する法理と通説。 4.その規則に関する典型的な訴訟事例 5.「東アジア不法行為法モデル法」におけるその規則に関する基本意見。
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